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毎年、この展示会で廃墟となった街の写真を見るたびに思い出されることがあります。昭和20年8月14日。
岩国駅周辺は絨毯爆撃を受けて、殆どの家屋は壊れてしまいました。 翌日8月15日終戦の日。
国民学校の同級生が、全壊した自分の家の近くで焚き木をしていました。実は、彼は壊れた自分の家の柱や壁板を燃やして、自分の亡くなった母親の死体を焼いていたのです。
翌日も、翌々日も、街のあちこちに瓦礫の下から亡くなった人が見つかりました。 死体は家族の女性、子供、初老の人たちの手で焼かれていました。若い男性は、みな戦争に行っていて街にはいなかったのです。夜になると、街のあちこちから荼毘の炎が見えました。家族で身内の人を弔う炎。もう二度と見なくない炎です。
ごあいさつ
私たちは「ふたたび日本を 核の戦場にさせぬために 原爆と戦争の真実を 若い世代に語り継ぐ」という旗幟とともに、平成12年(2000年)に「岩国 原爆展を成功させる会」を設立し、毎年この岩国の地で、岩国「原爆と戦争展」を開催し、原爆・戦争反対運動の活動をして参りました。おかげさまで年々賛同者も増し、現在546名の方のご賛同をいただいております。
郷土と祖国日本の平和で安全な将来のために、歴史の真実を学び、戦争を知らない世代へと語り継ぐ、三世代交流の場としての役割を担っていければと考えております。
私たちは「この力は、かならず "日本の平和で自立した豊かな国” にしていくことにつながる」との確信を胸に、今後 いっそうの英知と力を集め、この運動のさらなる発展のために努力してまいります。
岩国原爆展を成功させる会
被曝70年「岩国 原爆と戦争展」
●更新情報●
11/10 原爆と戦争展のご報告とご来場者の声アンケート掲載
戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。
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原爆・戦争・原子力等の関連本
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