岩国市民会館「原爆と戦争展」記事
山口県岩国市民会館の展示室で5月22日から24日まで4日間開催されました「原爆と戦争展」では、被爆者、戦争体験者をはじめ、現役労働者、青年、婦人、教師、農漁民、親子づれなど、幅広い層の約600人が参観され、時間をかけて熱心にパネルをご覧になる姿が目立ちました。 今回の展示会には、市内の福祉医療専門学校から集団参観をはじめ、はじめての参観者も多く、被爆者、戦争体験者は体験を語り、終始学習と交流の場となりました。
とくに今日の情勢と結びついて、戦争体験者のなかでは戦争への危惧が強く語られ、若い世代では、とくに歴史の真実をしらなければという機運が一段と高いものになっています。
また、参観された方々は、こうした催しは今後も継続してほしい、学校や地域でも開催してほしい、青少年にしっかり語り継いでほしいなどの要望も出されています。
「原爆と戦争展」
●日時:2014年(平成26年)
5月22日(木)~25日(日)4日間
午前10時~午後6時
●場所:山口県岩国市
岩国市民会館1階展示室
●入場無料
■主催:岩国原爆展を成功させる会
(代表:沖井洋一)
■後援:岩国市・岩国市教育委員会
和木町 男性 33才 無職
戦争は人々の人生を一瞬にして悲惨な状態にした。二度と戦争のない平和な世界の実現に向けて、全世界の人々が核を振り返り、未来に向けて非核三原則と日本国憲法を守り、平和な世界が永久に続くことを願います。
室の木町 男性 61才(無職)
私の父もシンガポール作戦にいって死の一歩手前までいったと言っておりました。
私も子供の頃爆弾穴で釣りをした覚えがあります。戦争は絶対にいけません。
尾津町 女性 93才
第二次世界大戦の真実をみていると貧しさに泣いた友、戦争で命を奪われた級友を思い出し胸のつぶれる思い。
今、あの時代の世相に日々近づいていくような気がして、どこで止めたらいいのかと焦ってしまう。若い人にこそ見てほしいと切に思う。
今津町 男性 85才
69年前広島の原爆雲と光をこの目で見た。当時この野郎と思った。
無記名
最近の政治情勢や友人がいる中国の歴史が気になり足を運びました。
展示を見てもっと平和を維持できるよう政治に参加する必要を感じました。
もう少し資料があれば充実すると思います。
門前町 男性 21才
戦争の悲惨さがよくわかった。
空襲によって何名もの方が亡くなっていること、原子爆弾によって今も苦しんでいる方々のことが知ることができ、あらためて戦争をしてはならないのだと思った。
平田 女性 21才(岩国YMCA)
広島の原爆は少し分かっていましたが、岩国の空襲ははじめて知りびっくりしました。
日本でこのようなことが起きないでほしいです。
無記名
小学校から高校での社会科の授業で教えてもらった内容よりも詳しい、そして内容の濃さに驚いた。
展示を見て戦争の意味があったのかと問い正しくなる程、胸が痛んでしまった。
昭和町 男性 23才(岩国YMCA)
戦争でたくさんの人が死んでいったことが展示を見て分かることができた。
写真なども今まで見たことのないほど悲惨なものばかりで、戦争の恐怖を感じることができた。地元で(陸軍燃料廠の爆撃)があったことを体験者の話を聞いて知ることができた。実際に体験した人の話で感情が伝わり、心にぐっとくるものがあった。
光市 男性 21才(岩国YMCA)
原爆の事は小学生の頃から勉強して知っていたが、このような実際の写真を見る事はあまりないのでとても興味深かった。平和な日本で育っている私たちはとても幸せだということを実感しました。
23才 男性(岩国YMCA)
戦争が終わって生まれてきたけれどその当時生きていた人々はどのような恐怖を感じたのか、今の私たちには、想像もつかないと思います。
体験を聞いて、やはり核爆発の広島・長崎が有名で、なかなか地方のことは耳にすることはなかったけど、身近(近所)にも戦争の犠牲者、体験をされた方々がいるのだとあらためて知りました。戦争で生き残った人々は、今をいきている(戦争体験のない)人々よりも、精神的にも肉親的にも強かったと思います。戦後も大変だったと思います。
無記名
私は戦争がない時に生まれたので、祖母と祖父から戦争の事を良く聞かされたが、耳に入っても体験したことがないので何も感じられなかった。
今回このような戦争展で実物等を見て実感がわいた。しかし、わいたのも東北震災があり、原子力というものをテレビ等で聞いたというきっかけがあったからだと思う。今回の展示で原子力というものをなくさないといけないと感じた。
無記名
写真や文章を読んでいて心が痛く見られませんでした。
女性(岩国YMCA)
原爆で負傷した方や亡くなられた方の写真や遺品を見て、戦争がいかに恐ろしいものかを知ることができた。
戦争はしてはいけないと感じた。
無記名
1年生の授業で教えて頂いた時にも、辛いことが沢山あったのだと思いながら授業を受けていました。
村中さんの、実際に体験されて辛かった思いを話していただき、戦争はあってはならないのだと思いました。
周東町 男性 19才(岩国YMCA)
今回の展示を見て、戦争がどれほど悲しい物で怖いものかをあらためて知ることができました。
今は平和な日本も祖父、祖母が生きていた時代は、このような恐ろしい時代で人の命がとても軽い時代だったのだと思い、今を生きる僕たちは、この平和の中を生きていることの大切さをあらためて実感しました。教科書では簡単に終わるが、その中にはとても悲しい歴史があることを忘れてはならないと思いました。
廿日市市 女性 19才(岩国YMCA)
小学校の時平和学習があり、原爆のことを勉強したことがあったが、実際に写真などをみることがあまりなかったので良い体験ができた。
無記名
さまざまな展示物を見て、言葉にならないようなものばかりでした。
もし今の時代に戦争が起きたら・・・と何度か思いました、現代の人は、芋や虫を食べるだろうか、ヘビやカエルしかいない時、もし自分だったら食べないかもしれない。昔の人は、生きているのに「生きた心地しない」という言葉を見ました。心がとても痛くなりました。戦争反対!!!
貴重な物がたくさんあって勉強になった。
尾津町 女性 81才
悲しい思い出が思い出されました。
いつまでも続けてください。忘れないためにも。
昭和町 男性 76才
岩国駅前の戦争による実情を忘れずに記録として残し続けてほしい。
忘れかけている戦争の実情は、この写真集だけでも実感できました。
(写真集など貴重な資料を大切にしていっていただきたい)
無記名
私は満州からの引揚者です。
15歳が終戦でした。本当は思いだしたくありませんが… もう一度戦争を考えます。
青木町 女性 19才(岩国YMCA)
小学校の頃広島の原爆資料館に行った時、人の影の跡が印象的で今でも頭から離れません。このような展示をして頂くことで、未来の子供たちに伝えることで、ふたたび戦争が起こらないことを祈りたいです。
廿日市市 女性 22才 岩国YMCA
沢山の展示品を見て、知らなかった事件や戦争中にどんなことがあり、どんな思いで行ったのかが分かった。家族や友人の死を見て苦しむ姿を見て、本当にやりきれない想像もできない思いをしたのだと思った。戦争体験をし、今まで辛い過去を背負って生きてこられた方々の話を、私たちが次に教えていかなければならないと感じた。当時の映像や戦争を題材にした映画があれば分かりやすいと思った。
柳井市 男性 23才(岩国YMCA)
人間とは感情を持っているのに残酷なことをしてしまう恐ろしい生物であると感じた。
19才 男性(岩国YMCA)
私は平成に生まれてきて、戦争も何も体験したことがないけれど、食べたい物も食べられて、欲しい物は買えて幸せだと思います。
無記名
必ず次世代にも語り継がなければいけないと思います。
麻里布町 女性 59才 岩国YMCA
今日は、学生と共に参加させていただきありがとうございました。村中さんのお話から、その時の恐怖がひしひしと伝わってきました。戦争を知らないでいきているありがたさを実感しています。一人でも多くの学生達が、少しでも自分の事として考えてくれたら良いと思います。
今後も参加させていただきたいと思っています。
周東町 男性 24才(岩国YMCA)
原爆が落ちた当時のビール瓶や服などが置いてあり、現物を見ることでどれほど酷いのだったかを知ることができました。
写真もどのように苦しんで亡くなっていったのか分かりとても心が痛みました。それと同時に今生きていること、普通に生活できることが幸せであるということも実感できました。この原爆のことは一生忘れず生きていき、子供ができても子供にこの歴史を胸にきざんで生きてもらいたいと思います。
(岩国YMCA)
子供達が苦しんでいる記事や写真が、辛くてしっかり見ることができませんでした。
今の平和な世界、日本では考えられない時代です。餓死という言葉は知っていますが、実際それで亡くなる人は現代ではほとんどいません。その苦しみは相当なものだったと思います。「平和ほど尊くて、戦争ほど悲惨なものはない」人が人を殺すことはあってはいけない。命・生きる意味をしっかり考えていきたいです。
女性 19才(岩国YMCA)
”虫けらのように焼き払う” と書いてあって、人の命を物のように扱っていることがとても悲惨だと思いました。
悲しい写真が多く言葉にならないと感じました。もうこんな悲惨な戦争が起きないようにと思いました。
女性 37才(岩国YMCA)
あらためて悲惨さを知った。
幸せな時代に生まれて感謝します。これからも戦争の悲惨さを伝えていかなければならないと思いました。
通津 女性 19才(岩国YMCA)
とても胸が痛く感じました。
写真を見て悲惨さを感じました。
女性 19才(岩国YMCA)
写真を見て、とても想像のつかない辛さだったとわかりました。
被曝された方がたくさんいて驚きました。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。今後戦争が起きない事を願っています。
周東町 女性 19才(岩国YMCA)
勉強もしていたけど、こんなにしっかり見たのは初めてで驚きました。
今、食べる物がたくさんあり、平和に暮らせていることが、とても幸せなことだと感じることができました。
無記名
ドラマなどで見たことのあるものを、実際に見ることができて良かったです。
絵本など子供に分かりやすい物を多くしてほしい。
錦見 女性 59才 (主婦)
あまりにも悲惨過ぎて何も言えません。ありがとうございました。ご苦労様です。
今津町 女性 84才
現在84歳の私は、展示を見ながら当時の頃を思いおこしました。
女学生で学徒として、城山で松根油を取っていました。「どーん」と大きな音がして、思わず地面に伏せました。B29がブーンと飛んでいて、顔をあげてみると、東の空にもくもくきのこ雲が上に上に上がっていました。岩徳線で帰る時、西岩国駅に、焼けただれた、男女の区別もつかない大勢の人が横たわり無残な姿に言葉が出ませんでした。あくる日見ると、体にはハエが飛びかわし、上級生も陸燃で爆撃にあい亡くなりました。今日の平和な世の中に感謝しています。
●更新情報●
11/10 原爆と戦争展のご報告とご来場者の声アンケート掲載
戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。
訪問者数
原爆・戦争・原子力等の関連本
検索は…