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2014年11月 美和町

岩国市ハーモニー美和「原爆と戦争展」記事

 山口県岩国市美和町で、「原爆と戦争展」が11月15日から16日、ハーモニーみわで岩国クスの会の主催で開かれました。美和町での開催は初めてで、「原爆と戦争展」では、“第二次世界大戦の真実” “全国空襲” “沖縄戦の真実” “岩国空襲” “原爆と峠三吉の詩” “福島原発事故特集”のパネルが展示されました。

 

 

開催に当たっては岩国美和総合支所、各自治会の協力をへて案内チラシが小中高と全家庭に届けられ、会場には被爆者、戦争体験者、労働者、婦人、親子づれ、中高生などの人々が参観されました。

 

 


「原爆と戦争展」

日時:2014年(平成26年)

    11月15日(土)・16日(日) 2日間

場所:山口県岩国市美和町

    ハーモニーみわ(美和文化会館)1階

●入場無料

■主催:クスの会

■協賛:岩国原爆展を成功させる会

■後援:岩国教育委員会


ご来場者の声

挺身隊で帝人製機で働いていたという80代のご婦人は…

岩国空襲を体験し、陸燃の空襲や原爆のきのこ雲を見ました。今日はその時の状況が見たくて来ました」とその時の体験を語られ「今日は見に来てほんとうによかった。あらためて当時のことを思い出しました。

 

 

 

今また戦争にむかっているように思います。二度と戦争はしてはいけません」と言われ、岩国空襲の冊子を買い求めていらっしゃいました。

 

 

 


陸軍燃料廠で空襲をうけたという80代の男性は…

「私は運よく助かったが、同じ職場の同僚が7人亡くなった。ここに来れば亡くなった同僚の名前がのっているかもしれないと思い来ました。原爆は勿論ひどいことですが、戦地での体験もひどいものです。

 

 

 

安倍さんになってから急速に戦争の方向に向かっている。絶対に戦争はしてはいけない。このような展示を若い人にみてもらいたい」と語り、原爆と第二次世界大戦の冊子と岩国空襲の冊子をゆっくり見たいと買い求めていらっしゃいました。


10年前に各地の古民家を捜して美和町に住み始めたというご夫婦は…

「私は2才の時パネルにあるとおり飢餓で満州で父が戦死し、その2年後母が亡くなり苦労してきた。妻は名古屋で4才の時空襲に遭い、弟がその年の3月20日に生まれた。1週間後には父の実家の鹿児島に疎開した。戦争は絶対にしてはいけない」と語られ「展示を見て、日本が戦争に突

 

 

 

 

入する政治、経済、思想などがなんとなく、戦後70年経って現在の状況が同じではないかとつくづく思われてならない。天皇の戦争責任まで踏み込んでいる点、勇気あると感心しました。二度と過ちを繰り返しはならないと強く思う。政治家とアメリカを含め全世界に展示して欲しい」と願っておられました。

 


60代の男性は…

「このような展示に興味があって見に来た。今まで色々な展示を見てきたが、原爆の絵

 

とかルメイについてのパネルは初めて見た」と語られました。


熱心に見られていたご夫婦は…

「自治会から配られていたチラシを見てきた。自分たちの知らないことが分かるかもしれないと思い来ました。

 

 

戦争当時岩国の国民学校に在籍していた」と当時の状況を語り「戦争は絶対いけない」と語られました。

 


アンケート

女性 73才

名古屋の火の海が4才の私の頭にこびりついています。

無記名

たった一発の原爆で人の命が奪われてしまったことに憤りを感じました

男性 農業

戦争はいやだ。国と国が仲良くする。隣り同士が話し合う。

無記名

戦争の恐ろしさ、原爆の悲惨さを痛感します。被爆の恐ろしさから見て、原発の安全性が確立しない以上原発も反対です。

男性 35才 医療系

これからも続けていってもらいたいです。

無記名

生々しい展示を見せてもらい心が痛みます。私の父も沖縄戦で戦死しています。今後も頑張ってください。

男性 64才

これからも続けて下さることを願います。

女性 41才 給食調理員

戦争はあってはならないと思いました。


●新着情報

 原爆と戦争展のご報告

ご来場者の声アンケート掲載

期間:2024年8月20日~28日

ところ:山口県岩国市中央図書館 展示室

戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。 

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