沖縄空襲

千人の沖縄県民に聞いた本当の声 沖縄戦の真実

 

基地奪い取るために大量殺りく

   日露戦争後から沖縄・日本占領計画を持ってい

 

沖縄戦計画

 米軍の沖縄線は「アイスバーグ作戦」と称された。その任務は「沖縄を解放し、基地として整備し、沖縄諸島における制空、制海権の確保」とされていた。沖縄を奪い取るおこと、これは日本を単独占領するという目的を実現するためが一つ。それ以上に、中国侵略の拠点にするという目的を持っていた。

 沖縄侵攻の司令官バックナーは、沖縄戦を開始した4月、「中国大陸への道筋とした、ロシアの拡張主義に対抗する拠点として、沖縄を保護領その他の名目で排他的に支配することが不可欠」といった。陸軍参謀長マーシャルは7月、「戦後に予想される戦争地域のなかには黄海周辺がふくまれる。したがって琉球に基地を置き、残りの地域を非軍事化して友好国にゆだねることがのぞましい」といった。

読谷村比誤川河口に押し寄せた米軍艦隊(4月4日)。空母、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、輸送船などあわせて1,500隻以上が3ヵ月にわたって艦砲射撃をつづけ、沖縄の地形が変わるほど破壊しつくした
読谷村比誤川河口に押し寄せた米軍艦隊(4月4日)。空母、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、輸送船などあわせて1,500隻以上が3ヵ月にわたって艦砲射撃をつづけ、沖縄の地形が変わるほど破壊しつくした

1500隻の艦船、55万の米軍が襲った地形がかわるほどの艦砲射撃

 

 「メリカが殺したんですよ。わたしたちは道を歩くたびに、ああ、あそこで足があぜ道にちぎれていた、あそこで人が死んでいたと思いだし、いまでも亡くなった人たちのうめき声が聞こえてくる」  

のとき8歳ぐらいで、裸足で歩いて逃げまどった。艦砲射撃をやられると、鋭い刃物のような鉄の破片が雨のようにバラバラと降ってくる。わたしにも傷痕がある。小学生のときは短パンをはくのがいやだった。いまも艦砲射撃で肩に傷を受け、呼吸が苦しくなるなどの後遺症を持つ人がたくさんいるんですよ」 からは艦砲射撃で空からは機銃掃射。ガソリンを入れたドラム缶をなげつけて爆弾を落とされた」ラリアもシラミもやっぱりアメリカだった」 「覇で偵察機がシラミをまいていった」 「後はよく、軍国主義が勝っていたらもっとひだかったといわれていたので、アメリカのことはいいにくかった。ほんとうの敵はアメリカなのに本土の人が敵にされてしまった。アメリカは朝鮮戦争のように、同じ日本人同士をけんかさせようとするんだ」 「民系、革新系、いろいろ動いているけれど、背後には各市の予算などいつも金が動く。だから体験者は語らなくなってきた。わたしは米軍がくれた物資の幸せはいらない。ほんとうの心の幸せがほしい。米軍基地を撤去して、農漁業をやって自給自足をしたらいい。そして沖縄戦のほんとうのことを若い世代に伝えたい」

 

屋嘉の収容所全景。住民を猛烈な艦砲、陸上攻撃で追い立てて、収容所に入れた。そして土地を没収して基地を囲い込んでいった
 屋嘉の収容所全景。住民を猛烈な艦砲、陸上攻撃で追い立てて、収容所に入れた。そして土地を没収して基地を囲い込んでいった

無差別の県民大虐殺

砲撃で殺された住民たち
 本島南部で米軍の砲撃で殺された住民たち。最近の写真集では「米軍の説明は砲撃によるとあるが、集団自決と思われる」という説明をつけている
収容所に入れられ裸にされた日本の兵隊
 収容所に入れられ裸にされた
米軍に占領された読谷村飛行場に胴体着陸を強行し、7機の米軍機を破壊、20機に損害をあたえて射殺された日本軍の兵隊。読谷村にはその慰霊碑がある
 米軍に占領された読谷村飛行場に胴体着陸を強行し、7機の米軍機を破壊、20機に損害をあたえて射殺された日本軍の兵隊。読谷村にはその慰霊碑がある
民家を壊しながら進軍する米兵
民家を壊しながら進軍する米兵

真実を

若い世代に

米軍の無差別絨毯攻撃で殺され、放置されたままの幼い子ども
米軍の絨毯攻撃で殺され、放置されたままの幼い子ども
ふらふらする足どりで避難していく一家
ふらふらする足どりで避難していく一家

生き残った

人々の願い

米軍の爆撃でとり残された男の子。難を逃れるため女の子の格好をしている
米軍の爆撃でとり残された男の子。難を逃れるため女の子の格好をしている

 

■■■出版物のご紹介

 

冊子 沖縄戦の真実

 「原爆と峠三吉の詩」原爆展全国キャラバン隊報告 

 

  千人の沖縄県民に聞いた本当の声

  沖縄戦の真実

 

 発行  :長周新聞社

 サイズ :155㎜×225㎜     ページ数:86頁

 価格  :定価500円

 

●新着情報

 原爆と戦争展のご報告

ご来場者の声アンケート掲載

期間:2024年8月20日~28日

ところ:山口県岩国市中央図書館 展示室

戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。 

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