岩国原爆戦争展>展示内容>福島原発 福島原発事故>原爆災害からの復興は民族独立精神から
原発災害からの復興は
民族独立精神から
被爆・敗戦66年を迎える日本国民は、いま未曾有の「原発大震災」ともいうべき困難に直面している。震災の惨状を目の当たりにして人々は「原爆や空襲でうけた被害を思い出す」「地震、津波は天災だが、原爆、戦争は人災だ」と語り、これを乗り越えて子子孫孫、世世代々にわたり平和で豊かな独立した日本建設の新たな決意にたち、立ち上っている。
かつて日本国民は、廃墟のなかから立ち上がり、幾多の苦難を乗り越え、戦後復興のために奮闘してきた。原爆をうけた広島・長崎の人たちは放射能をあびた水を飲み、野菜をかじって立ち上がり、郷土を復興させ、戦後の日本を担ってきた。戦災で焼け野原とされた全国の人々も困難に立ち向かって、戦後の日本を建設してきた。
日本民族は古来、地震や津波、台風、水害など酷しい自然条件を克服して、独自の歴史、文化を創ってきたし、日本の美風はそのもとで生まれてきた。それは、ひ弱な民族でないことを証明している。今日、無能、無気力な売国政治に立ち向かって、日本を立て直す民族の底力が試されており、それは必ず困難をのりこえて勝利させることができるし勝利させなければならない。それはアメリカ一辺倒の売国、亡国の政治から真に独立した平和で豊かな日本の復興・建設である。
原爆投下を思い出す
被爆者 80代 女性
東北大震災につづいて大津波、さらに人災の福島原発事故。二ケ月たった今も被害の全容もつかめていない状況だと報道されています。
避難生活も長期化し、本当に言葉に表せない程の衝撃を受けています。思えば66年前、あの一発の原爆投下を思い出しています。広島市での死者22万人、そのうち即死は66パーセントと記憶しています。いかに原爆は人災であり、非人道的行為であるか。生き残った方々もいろいろの病気に悩まされています。現在でも遺骨さえ分からない方々も多くおられます。私の近くの方も兄(中学生)が学校へ登校したままいまだ分からず、原爆日の前に張り出される名前を広島まで調べに行きますが見当たりません。放射能のこわさ、恐ろしさをいまあらためて思い出しています。
福島原発事故で、空や海に撒き散らされた放射能は、広島の80倍にも相当するとも報道されています。中電は上関原発建設をやめるべきです。二井知事も建設させないとはっりと態度を表明すべきです。福島原発事故は、安全はお金では買えないことを教えてくれています。
真剣に生きなければ
60代 女性
私は、これまで原発については賛成反対の両方のいい分を聞いて、それなりに分かっていると思っていた。いま思うとそれはあまりに真剣味がなかったのだと思っています。
今度の福島原発の事故を通して、原発がいかに危険なものであるかを知ることができました。
そして、子や孫のためにも自分がしっかりしないといけないと思いました。
今度の原発事故をみても、もし戦争にでもなれば真っ先に原発が狙われるし、爆撃の標的にされるのではないかと思いました。岩国は米軍基地もあり、上関も近いので将来のことを真剣に考えないといけないと思いました。福島の農民や漁民の方が、怒りに溢れ涙ながらに東京電力に訴えておられる姿をみて胸が痛くなりました。
自分の命と引きかえに放射能に汚染されながら、現場で作業をしておられる労働者の人が気の毒でなりません。
●更新情報●
11/10 原爆と戦争展のご報告とご来場者の声アンケート掲載
戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。
訪問者数
原爆・戦争・原子力等の関連本
検索は…