あざみの花
著者の古川 豊子さんは1935(昭和10)年6月、広島県北広島町にお生まれになりました。当時10歳、1945(昭和20)年8月6日 アメリカの手により広島に原爆が投下され、豊子さんの母と姉は広島市内に住んでいた伯父夫婦を案じ救助に向われました。原爆投下を境にご家族が経験された思いを、ご自身の深い心情とともに語られております。挿絵には柔らかいタッチの鉛筆画が随所に描かれており当時の様子がうかがえる作品になっております。
また古川さんには、2016年岩国市民館で開催の「岩国原爆と戦争展」で、語り部としてご自身の貴重な体験を語っていただきました。この本ではそのお話がさらに詳しく描かれており皆さまから、大変なご反響をいただいております。
広島への原爆投下から72年間、
胸の奥深く閉じ込めてきた母の最期…
「原爆さえなかったら!」被爆者とその家族の叫び
あざみの花
著 者 古川 豊子
絵 西沢 昌子
題 字 米本 秀石
編 集 本池 涼子
発行者 森谷 健大
発行所 長州新聞社
印 刷 ㈱吉村印刷
定 価 本体 1600円+税
先の大戦で亡くなったすべての犠牲者に大切な家族がいた。
父や母を失った幼い子どもたちもいた。
国家の力を動員した抗えない争いのもとで、誰一人として運命を翻弄されなかった国民はいなかった。
戦後を生きる人々に、戦争で家族を失うことの現実を想像してほしい。
そしてなによりも無事の非戦闘員に投げつけられた原爆投下の犯罪は、
人類の名において許すことなどできないことを全世界に訴えたい。
二度と同じ惨劇をくり返さないために―。
長 周 新 聞 社
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■岩国原爆と戦争展を成功させる会事務局
●更新情報●
11/10 原爆と戦争展のご報告とご来場者の声アンケート掲載
戦争で犠牲となられた方々の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。そして、今もなお被爆による後遺症で苦しんでおられる方々に心からお見舞い申し上げます。
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